※ 新米(人魚の舞)の完成に伴い「イトーチェーン泉店」さんより販売開始しました。2024正月価格販売です。

米山娘(ひとめぼれ)パンフレット

人作りから米作りへ

 退職後、再任用で教職を続けるか迷いましたが、多くの教え子の運命を変えられなかった事実はもう一度教壇に立つ気にはなれませんでした。どうすればあのような悲劇が繰り返されないようにできるのか考えるために人を育てる職業から離れてみる決心を致しました。両親の介護も重なり実家に戻って米作りに挑戦することにしました。土作りからは始まり、苗代作り、苗作り、田植え、草刈り、水の管理、稲刈り、乾燥、籾摺り、精米、袋詰め、販売と一気に手がけて参りました。失ったものが多かったこの十年、やっと大切なものを得たような気がします。

最大級の災害を乗り越えられる筈

辛い日常生活を強いられている現在、多くの方がコロナ禍に翻弄される生活を送っていると思います。特に医療従事者の皆様方においては大変な毎日を送っていることと存じ、感謝申し上げます。

10年前も一瞬にしてすべてを失い、途方に暮れました。それでも生きようと思えたのは「人の温もりを感じられたから」と言っても過言ではございません。人と人が手を繋いでこそ「多くの困難を乗り越えられた」という経験をしたからこそ言えることではないでしょうか。一粒一粒が寄り添っているからこそご飯として美味しく食べられるのと同様に、人も誰もが必要な人であり、一人一人が寄り添ってこそ生きる力を発揮できるということを信じてこの危機を乗り越えていければと思っています。

米作りから人作りへ  「ひとめぼれ音頭」

部活動指導において、日本一を目標に人作りに励んで参りました。選手を育てることの意味は、選手を指導者が作るのではなく、自分を育てる方法を教えることにより、選手が「自分を作るのは自分」であることに気付かせ、努力することの大切さを伝えることが第一であることに気付かされました。勝つことの意味と負けることの大切さを気付かせ、自分作りに活かす生活習慣を確立することが「成長する近道」であることを教えることが「育てる」ことの意味だと分かりました。「米」を与えるのではなく、「米作り」を伝えることの重要性を学びました。もし、生きることの意味を見失いそうになった時、「ひとめぼれ音頭」を口ずさみながら、もう少し頑張ってみようかなと思ってもらえれば幸いです。

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